Monthly Archives: December 2013

Edificio Meridiana MBM

IMG_3443' by yoxito
IMG_3443′, a photo by yoxito on Flickr.

スペインにおける大規模集合住宅のハシリ、有名な建物だが、行ってみるとかなり寂しかった。そんななか、果敢に管理人さんにインタビュー。当初もろ警戒されたものの、最後はファミリー・ヒストリーを聞くことができ、中も少し見せてもらえた。この建物の問題はエレベーターを中心とした縦の何棟かに完全に分断されていることで、外から見た統一感(威圧感)と中の住環境があんまり合っていないと感じた。また片側3車線くらいの幹線道路に面しているのもつらい。東京でも高島平とか、高速道路で脇を通るたびに胸が痛むけれど…。
この建物は一応当時補助金を得てある種の低廉社会住宅として建設されたが、(現在は)民間ディベロッパーが全棟を管理(建設当初どうであったかは確認中)。バルセロナの大団地は後期になるとどんどん民間ディベロッパーが入り、営利目的で住環境の質が低下したそう。MBMという設計者ばかり脚光を浴びるこの集合住宅も、そうした営利目的の社会住宅というプログラム上の限界を示しているような気もした。

日本語でスペイン近現代建築

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Rafael Moneo, Ayuntamiento de Logroño, 1973-81

La lista de libros japoneses sobre la arquitectura moderna y contemporánea española…

先日東京外語大でスペイン近現代建築についてお話しする機会をいただきまして、レクチャーして参りました。

その際に、いままでちゃんとまとめていなかった日本語で読めるスペイン近現代建築関連の書籍や雑誌をまとめたのでここにもアップしておこうと思います。もちろん、a+uやGAに出てきている単発の作品紹介はもっとありますし、古い雑誌を全てチェックしたわけでもありません。非建築畑の方々を対象としていたので、R・モネオの建築論やトロハの構造設計本など、意図的に外したものもあります。それで思い出しましたが、日本語でカラトラバの作品集はタッシェンののみ、モネオに関しては上記の建築論以外一冊もないことにびっくりしました。こりゃ、フィサックとか言っている場合じゃないな…。ちなみにモネオの建築論は、シザの中期以降の有名作品をボロクソに言っていたりして結構面白かったというおぼろげな記憶。

日本語でスペイン近現代建築

建築雑誌

  • a+u』特集:マドリードの建築家と公共建築, no.351, 1999.12.
  • 『a+u』特集:スペインの建築, no.394, 2003.07.
  • 『a+u』特集:スペインの小さな建築, no.456, 2008.09.
  • 『a+u』特集:マドリード、4つのプラクティス, no.502, 2012.07.
  • 『a+u』特集:ラ・ルース・マヒカ──写真家、鈴木久雄, no.504, 2012.09. 鈴木氏はスペイン在住の著名な建築写真家.
  • 『a+u』2014.01にスペイン・ポルトガルの建築の特集(刊行準備中)
  • SD』特集:イベリアの熱い風(2)スペインの現代建築, no.308, 1990.05.

ガイド

  • 淵上正幸『ヨーロッパ建築案内1』TOTO出版, 1998. やや古くなったが…(これアップデートされてるんでしょうか)
  • 美しきイベリアの太陽』TRANSIT(トランジット)3号, 講談社MOOK, 2008.
  • 美しきスペイン』TRANSIT(トランジット)22号, 講談社MOOK, 2013. トランジットはちょこっと現代建築の話も載っている珍しいガイドブック。ま、内容はいろいろ怪しいが…。
  • 世界の建築・街並みガイド 1 フランス/スペイン/ポルトガル』新装版, エクスナレッジ, 2012. バルセロナ偏重(笑)!

スペイン近現代建築史

建築家

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