Cabrero, Bloque de Viviendas Virgen del Pilar, Madrid

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IMG_4487′, a photo by yoxito on Flickr.

Un ejemplo interesante y aislado de la historia de la vivienda social madrileña. Dúplex, bóveda tabicada… ¿Tarde o temprano? ¿Tradicional o moderno?

マドリッドの社会住宅の歴史のなかでは変わり種、しかし貴重な1940年代の事例。メゾネット形式にレンガタイルの薄版ヴォールト。建築家はカブレーロ。

fresh latino 2 in Tokyo (feb 26)

ラテンアメリカやスペインの注目若手建築家・デザインスタジオを紹介するfresh latinoという展覧会の第2エディションfresh latino 2が近々、番町にあるセルバンテス文化センター東京にて開催されます。

それに伴いまして、2月26日19時より、いまをときめく日本の注目若手建築家を何組かお招きしてご自身のプロジェクトについて解説して頂くことになり、そのお手伝いをしています。

freshlatino2(tokio)上記のリンクのどちらをみても、正直なんだかよくわからないし、フレッシュ・ラティーノが、フレッシュラ ティーノになっているなど細かいところは気になりますが、展覧会自体に登場する顔ぶれはなかなか、いやかなり面白いです。キュレーターはアリアドナ・カンティス。すでに名声を確立した大物ではなく、まだそれほど有名ではないけれど注目に値する建築家やコレクティヴを大勢紹介してきました。

たとえば、私のよく知っているマドリッドからは、建築・都市デザイン・ソーシャルデザインを横断したなんともいえないデザイン活動を展開しているPKMN(パックマン)やTODO POR LA PRAXIS(トド・ポル・ラ・プラクシス)がそれぞれ第一回、第二回に登場。

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PKMNがソルトレイク・シティーのオリンピックに際して提案したFrom Olympic Games to Urban Games

2000年代前半のスペイン建築界は、経済の自由化(1960年代)、民主化(1978年)、バルセロナオリンピック(1992年)といった前段階を踏まえて、高額・大規模なプロジェクトがばんばん進んだものでしたが、そんな建築バブルはリーマンショックとユーロ危機を境に泡と消え、いまは長引く不況に苦しんでいます。
そんな経済危機後のスペインでは、かつてのように黙っていれば仕事になる、コンペに勝てば金に糸目を付けずにメディア受けする奇抜な建築をつくれる、という時代は過去の話になってしまいました。いまのスペインの若手建築家は、どう個人として生き抜くのか、という卑近でパーソナルな現実と、社会全体としてはどのような方向を目指すべきなのか、というより本質的な問題とを、同時並行で考えざるをえない状況におかれています。たくさんの優秀な建築家(だけではないですが)が国外に流出しています。そうした、個人と社会、建築と非建築の問題が、絡み合って境界が溶けてしまっている中で、楽しそうに苦闘している、というのが、こうした若手の建築家からわたしが受ける印象です。

さて、ここからが本題なのですが、この展覧会オープニングにあわせ、セルバンテス文化センターが、何人かの日本の注目若手建築家・コレクティヴを招待してお話を伺うことになり、わたしもそのお手伝いをしています。

現在、候補者のみなさまに参加のお願いをしたりしているところですが、世界に負けない日本の注目株が集まりそうで、楽しみになってきました。

このブログでも、参加者がある程度揃ったところでその告知をしていきたいと思っています。

日本の建築界の未来に興味がある皆様にも、スペイン・ラテンアメリカの都市文化に関心がある方にも、ぜひ2月26日19時、セルバンテス文化センターのオーディトリアムにいらして頂けたらと思います。なお、席に限りがありますので、セルバンテスのHPから予約を推奨。

 

おまけ

ではここで、ここ数日話題になっている、バブル建築の象徴、カラトラバのバレンシア芸術科学都市の使用前・使用後をご覧下さい。

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使用前(wikipedia)

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使用後(facebook) (news)

Edificio Meridiana MBM

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IMG_3443′, a photo by yoxito on Flickr.

スペインにおける大規模集合住宅のハシリ、有名な建物だが、行ってみるとかなり寂しかった。そんななか、果敢に管理人さんにインタビュー。当初もろ警戒されたものの、最後はファミリー・ヒストリーを聞くことができ、中も少し見せてもらえた。この建物の問題はエレベーターを中心とした縦の何棟かに完全に分断されていることで、外から見た統一感(威圧感)と中の住環境があんまり合っていないと感じた。また片側3車線くらいの幹線道路に面しているのもつらい。東京でも高島平とか、高速道路で脇を通るたびに胸が痛むけれど…。
この建物は一応当時補助金を得てある種の低廉社会住宅として建設されたが、(現在は)民間ディベロッパーが全棟を管理(建設当初どうであったかは確認中)。バルセロナの大団地は後期になるとどんどん民間ディベロッパーが入り、営利目的で住環境の質が低下したそう。MBMという設計者ばかり脚光を浴びるこの集合住宅も、そうした営利目的の社会住宅というプログラム上の限界を示しているような気もした。

日本語でスペイン近現代建築

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Rafael Moneo, Ayuntamiento de Logroño, 1973-81

La lista de libros japoneses sobre la arquitectura moderna y contemporánea española…

先日東京外語大でスペイン近現代建築についてお話しする機会をいただきまして、レクチャーして参りました。

その際に、いままでちゃんとまとめていなかった日本語で読めるスペイン近現代建築関連の書籍や雑誌をまとめたのでここにもアップしておこうと思います。もちろん、a+uやGAに出てきている単発の作品紹介はもっとありますし、古い雑誌を全てチェックしたわけでもありません。非建築畑の方々を対象としていたので、R・モネオの建築論やトロハの構造設計本など、意図的に外したものもあります。それで思い出しましたが、日本語でカラトラバの作品集はタッシェンののみ、モネオに関しては上記の建築論以外一冊もないことにびっくりしました。こりゃ、フィサックとか言っている場合じゃないな…。ちなみにモネオの建築論は、シザの中期以降の有名作品をボロクソに言っていたりして結構面白かったというおぼろげな記憶。

日本語でスペイン近現代建築

建築雑誌

  • a+u』特集:マドリードの建築家と公共建築, no.351, 1999.12.
  • 『a+u』特集:スペインの建築, no.394, 2003.07.
  • 『a+u』特集:スペインの小さな建築, no.456, 2008.09.
  • 『a+u』特集:マドリード、4つのプラクティス, no.502, 2012.07.
  • 『a+u』特集:ラ・ルース・マヒカ──写真家、鈴木久雄, no.504, 2012.09. 鈴木氏はスペイン在住の著名な建築写真家.
  • 『a+u』2014.01にスペイン・ポルトガルの建築の特集(刊行準備中)
  • SD』特集:イベリアの熱い風(2)スペインの現代建築, no.308, 1990.05.

ガイド

  • 淵上正幸『ヨーロッパ建築案内1』TOTO出版, 1998. やや古くなったが…(これアップデートされてるんでしょうか)
  • 美しきイベリアの太陽』TRANSIT(トランジット)3号, 講談社MOOK, 2008.
  • 美しきスペイン』TRANSIT(トランジット)22号, 講談社MOOK, 2013. トランジットはちょこっと現代建築の話も載っている珍しいガイドブック。ま、内容はいろいろ怪しいが…。
  • 世界の建築・街並みガイド 1 フランス/スペイン/ポルトガル』新装版, エクスナレッジ, 2012. バルセロナ偏重(笑)!

スペイン近現代建築史

建築家

これ以外にもなにかあったらTwitterの方にでもご指摘を頂けると嬉しいです。では。

スペイン現代建築の光と影

MUSAC
Mansilla +Tuñón, MUSAC, 2005 (マンシーリャ・イ・トゥニョン、カスティーリャ・イ・レオン州現代美術館(MUSAC)、レオン)

2012年に『三色旗』という慶應義塾大学の学内向けの雑誌に「スペイン現代建築の光と影」というエッセイを書いた。

リンク→ luz y sobra de la arquitectura contemporanea espanola (pdf)

ちょうど原稿の依頼を受けた直前だったと思うが、現代スペインを代表する建築家となりつつあったマンシーリャ氏の急死という出来事があり、さらに経済危機まっただ中ということもあって、「光」より「影」のほうが強調されているかもしれない。

今年ちょうど生誕100周年のミゲル・フィサックについてもちょこっと言及している。ちなみに、2013年秋現在、フィサックと、同じく1913年生まれでマドリッド近代建築の父的存在デ・ラ・ソタに関する展覧会がマドリッドのICO美術館で開催されており、見学することが出来た。

Fisac - De la Sota

共通の背景を持ちながら、どんどん異なる方向に進んでいった二人の建築家を(ちょっとむりやり)一つの展覧会にまとめた感じ。

同じ1913年生まれの丹下健三と比べると、フィサックもデ・ラ・ソタも、スペイン国内でのみ作品を残しており、また東京オリンピック競技場や東京都庁のような大モニュメントも残していない。その点では、ハーヴァードで教鞭を執ったセルトは別格として、スペイン建築が本当の意味で世界の耳目を集めるようになるのは次世代のラファエル・モネオから、ということになるのだろう。

とはいえ、世界各地で建築を作りはじめればいい建築家かというともちろんそんなことはないわけで、スペインの20世紀建築には知られざる面白い作品が多い。個人的には教区教会堂や社会住宅など小さくて予算も限られているものが面白いと思う。カラトラバとかボフィールも…ねぇ、いいものはいいんだけど、初期作品とか…。

来月12/10には東京外国語大学で「ガウディだけじゃない!スペインの近現代建築—合理性と表現性のはざま」というタイトルで、このあたりについてお話しできたらと思っています。

 

あれ?ル・ゴフ『中世西欧文明』(の日本語訳)

ずっと積ん読になっていたのを最近になって授業に使えるネタは無いかとか思い、パラパラと読んでみました。

内容が思ったよりも一般向け、かつ羅列ぎりぎりな感じで広く浅い感じだったので(6000円近くするけれど…)、もう少し、こんな研究からこんな事実がわかった!ていう話を期待していた自分は肩すかしをくらった気分です。そして、こういう一般的な本なのにインデックスが無いのは辛いし、further readingsにつながる参考文献が(大幅に?)翻訳版では割愛されているのが辛い。

それと、なんとなく訳が変?、誤植多い、スペイン語の翻字もなんかよくわからない、原書にあった地図、写真、巻頭序言、巻末の語彙解説、年表、参考文献が割愛されているっていうのも、この本の存在価値を下げているんじゃ無かろうか、と思わざるを得ませんでした。

でも目次が細かく小見出しまで載っているのはいいですね。(フォローになってるかわかりませんが)

San Pedro Martir, de Miguel Fisac

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IMG_4334′, a photo by yoxito on Flickr.

Feliz cumpleaños Sr. Fisac! #centenariofisac

マドリッド北部アルコベンダスの入口にあるドミニコ会神学校(1955)は、建築家フィサックが「ウエソ」と呼ばれる不思議な形状のプレキャスト・コンクリートを使用し始める前の時期に設計した建築群。同時代の建築にはバリャドリッドの同じくドミニコ会のカトリック系の小中学校・高校であるアルカス・レアレス学園や、マドリッド大学都市の外れにある旧教員養成センターなどがある。レンガ仕上げのマッシブな造形が印象的ながら、コンクリートの可能性の追求が始まっていたことがわかる。フィサックは1951年に日本へ旅行しており、50年代の作品には日本庭園風?な庭も見られるが、アルコベンダスの神学校にもその残骸?があった(干上がった池…)。写真は教会堂。

Krautheimer’s “conquest of provinces”

話は聞いていたけれど、中央公論美術出版からクラウトハイマーの『ローマ ある都市の肖像312-1308』が出版されるそうですね。ついに。

(日本のAmazonでは中古しか扱ってないですね。アメリカ版だと30ドル台だけど、それは見なかったことにしましょう…)

これはヨーロッパの中世建築史や都市史をやっている人にとっては知らない人はいない名著なわけですが、この312-1308という期間の渋さを考えると、初版1980年から30余年を経て、この本が邦訳されたのは偉業と言って良いと思います。おそらく欧米でも大半の人はこの時期のローマのことをそんなに知らないと思うのですが、キリスト教的な関心が欧米よりも低い日本においては、なおさら、ローマといえばコロッセオ、パンテオンをはじめとする古代ローマの遺跡であり、サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂やとレヴィの泉やスペイン階段であるわけですから。

さて、といっても今回はこの本の内容を紹介したり批評をするというのではなくて、この本のPrinceton University Press, 2000年版の序言として載っている、1995年にMarvin Trachtenberg氏が書いたobituaryに、ちょっと考えるところがあったからです。

トラクテンバーグの追悼文(クラウトハイマーは1994年に亡くなっている。1897からほぼ1世紀生きていて、てことは『ローマ』が書かれたのは83歳くらいのとき!)は、おもにクラウトハイマーが書いた数少ないルネサンス関係の論文から、彼のアルベルティに対する憧憬のようなものを浮かび上がらせるものですが、その中で、こんなことを書いています(日本語版はまだ拝見していませんが、この序言も訳されているのでしょうか)。

…none of his great subjects were considered central to art history in the absolute way the Renaissance was. Krautheimer’s genius was to work brilliantly on the margins—to “conquer provinces,” as (Walter) Friedländer described the necessary work of young art historians—and Krautheimer’s conquered provinces were many…

クラウトハイマーの業績として、ローマの初期キリスト教建築大全であるとか、ビザンティン建築史、それから私は未読ですが托鉢修道会の教会堂建築、シナゴーグ、プーリア・ロマネスク、といったテーマが挙げられるのですが、それらは数百年の間美術史が頂点に置いてきたルネサンス美術・建築からするとマージナルなテーマです。いわば、フリートレンダーの言葉を借りて筆者が言うように、クラウトハイマーの業績は「地方の征服」であったわけです。

この言葉を読み、私の恩師である鈴木博之が言っていた「真ん中(王道、とか中央、だったかも)をやれ」という言葉が思い起こされました。何年も前から言っていたのかもしれませんが、わたしがこの「真ん中、王道をやれ」を聞いたのはたしか鈴木先生が東大を退官する直前であったように記憶しています。わたしはすでに学位論文を少なくとも執筆中であり、あとには戻れない状況。東大の西洋建築史はおろか、日本でほぼ誰もやっていないスペインの中世建築をやりたいと言ったときに、とくに引き止めてもくれなかった鈴木先生を恨んだ?ものです…。まあ、そうは言っても、「真ん中」というのは一番流行っているという意味ではなくて、極力クリティカルな問題を見つけろということなのかもしれないし、日本という世界建築史の傍流にありながらある意味で非常に特殊で質の高い建築を産んだ国にいるからこそ生まれた問題意識なのかもしれません…。

とにかく、クラウトハイマーのようにガツンと地方を征服できるように、100歳まで地道に頑張りたいものです。

ちなみにユダヤ系でナチスにドイツを追われてアメリカに行き、その間に強制収容所で多くの家族を失ったクラウトハイマーは、Wittkower, Heydenreich, Lotzと同時期に活躍し、Miesとも(シーグラム・ビルのパトロンであったPhyllis Lambertを介して(間接的に?))関係があったようです。またJames Ackerman, John Coolidge, Howard Saalmanのお師匠さんでもあります。ミニマル・アーティストのジャッドが美術史を師事したのがウィットカウアーやシャピーロであったことを考えると、20世紀の欧米における美術史と、近代建築と、近代アートには抜き差しならない関係があるなあという印象を受けます。

ちなみに日本でも伊東忠太から建築史が始まると言われますが、太田博太郎『日本建築史序説』なんかを読むと、そのスポーツのような明快でジョック・スピリットにあふれたマルバツの付け方に、近代建築の考え方が反映されているというのはよく言われるところですし、逆に丹下健三や磯崎新には、太田や伊藤ていじら、当時の建築史的解釈の影がちらつきます。

もしかしたら建築以外のデザインにはあまりこうした干渉性はないのかもしれないけど、歴史的な建築や美術を対象にした言説が、同時代の建築・美術の生産とどう関わったかというのは少し気になるテーマです。

Mi artículo en la revista on-line Pills, v.4 (Reforma)

 

He escrito un artículo en una revista colombiana on-line Pills conmemorando el año del Sengû de Ise.

Espero que os guste…

コロンビアの建築系オンライン・マガジンPillsに寄稿しました。

Reforma (Reform)というお題が与えられていたのを、だいぶ拡大解釈して、伊勢の遷宮についてのエッセイです。

I wrote an essay on a Colombian architectural web magazine Pills.

It’s on Ise Shrine’s periodical reconstruction (the next reconstruction is on the way…)

Hope y’all like it!

 

Cheers!!! じゃあねえ Agurrr!!

Imagen de lo cordobés que no lo es

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Nieto Sobejano, Espacio Andaluz en Córdoba, España.

aparte de lo bonito que es el proyecto, me parece tan incorrecto el término “morisco”, que se ha usado en el link del facebook de la Plataforma Arquitectura, para el caso de Córdoba, y luego la actitud postpost-moderna de buscar una excusa histórica que se ha representado en el llamado hexágono. A qué se refiere? El azulejo granadino? Creo que ya es la hora de intentar distinguir lo califal y lo nazari, queridos arquitectos españoles! O si no callar y diseñar sin ninguna excusa pseudo-histórica! Reitero, me gusta el proyecto, sólo que no me gusta el argumento que parece una mala guía turística… Aunque no se si eso viene de la crítica o del texto de los arquitectos, la verdad.

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Es octógono. Podrían haberse inspirado en la ornamentación vegetal que la geométrica pero eso cuesta más dinero claro…